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<ほっとタイム>コーヒー焙煎3年、カフェ開業が夫婦の夢

出店したイベントで自家焙煎のコーヒーをPRする遠藤さん夫妻=11月、米沢市

◎米沢に自主避難の男性 試行錯誤の日々

 「完璧と思えるときもあれば、全く納得できないときもある。前進して後退。何とも難しく、何とも奥深い」
 福島県相馬市でノリの加工・販売業を営む遠藤貴則さん(43)はコーヒー豆の焙煎(ばいせん)を始めて約3年になる。今後のなりわいにしたいと、試行錯誤の日々を送る。
 きっかけは東京電力福島第1原発事故。山形県米沢市に自主避難し、家族4人で暮らす。自身で3代目となる家業は風評被害で売り上げが半分以下に落ち込み、将来が見通せない。
 平日は相馬、週末は米沢の二重生活。避難区域から実家の近所に越してきたコーヒー好きの男性から手ほどきを受け、焙煎にはまった。調理師免許を持つ妻の明美さん(42)とイベント出店などを重ねて地道に商品をPR。徐々に常連客がつくようになった。
 ブランド名は「HANA COFFEE」。地域の人が集う談話室のようなカフェを開業する夢を夫婦で描く。くつろぎの一杯に、避難生活で切り開いてきた希望の華をさらに膨らませたいと願いながら。(米沢支局・相原研也)


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2017年12月16日土曜日


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