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<Eパーソン>いきなり!ステーキ出店拡大も 幸楽苑ホールディングス・新井田昇副社長

新井田昇(にいだ・のぼる)慶大卒。2003年入社。取締役海外事業部長、常務経営管理本部長兼海外事業本部長などを経て17年6月副社長に就任。海外事業室長を兼務する。44歳。会津若松市出身。

 幸楽苑ホールディングス(福島県郡山市)は10月、ステーキチェーン「ペッパーフードサービス」(東京)とフランチャイズ(FC)契約を結んだ。「いきなり!ステーキ」のFC1号店が今月21日、福島市にオープンする。新井田伝社長の長男で、FC契約を主導した新井田昇副社長に今後の戦略などを聞いた。(聞き手は郡山支局・岩崎かおり)

 −FC契約の狙いは。
 「ラーメンの単一業態では自社競合している状態にあり、他業態の可能性を模索していた。好まれるスープなどに地域性があるラーメンと異なり、ステーキはエリアがない」
 「いきなり!ステーキは郊外店も繁盛し、客層が幅広く幸楽苑と似ている。私自身がファンだったということもある。企業理念などに共感し、交流が深まる中で実現した」

 −出店計画は。
 「来年2月に会津若松市、3月に郡山市に出店する。3月には宮城、埼玉、神奈川各県にも各1店を予定している。複数店舗のデータを集め、拡大していけるかどうかを判断したい」
 「いきなり!ステーキは商圏人口が大きい業態だが、地方都市でも十分やっていける。まずは成功させることが第一だ。新たな業態に挑む中で幸楽苑の既存店対策にも生かせるものを見つけ、相乗効果を期待したい」

 −ラーメンなど既存店は52店の閉鎖を決めた。
 「閉鎖は関西や中国、東海などの店が中心。経営資源の選択と集中のため苦渋の決断をした。京都工場は同業のリンガーハット(長崎市)への譲渡を決めた」
 「既存店対策、出店戦略、新業態転換の3本柱のうち、既存店対策が最も重要だ。10月には教育部や店舗支援室などを新設した。改革は期待以上のスピードで進んでいる」

 −現在の店舗数はグループ全体で565店。1000店舗体制への拡大目標は掲げたままだ。
 「人口減少と高齢化の進展によって飲食業界は顧客の年齢構成が変わってきた。健康志向が現在のトレンドで、減塩中華そばなどを商品化している」
 「ニーズの変化は今後も続く。商品のブラッシュアップとQSC(品質、サービス、清潔さ)を高めていくことでしか成長はない」


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2017年12月16日土曜日


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