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<民進>混迷深める党再建策 戸惑う東北「二転三転している」「地方の声聴いて」

 再建策を巡って混迷を深める民進党に対し、東北の各県連から戸惑いの声が上がっている。党本部は衆院選直後に当面の存続を決めたが、新党結成や党名変更による「解党的出直し」が突如浮上。「地に足を着けるべきだ」「地方の声を聴いて」と注文が相次ぐ。
 「方針が二転三転している。好ましくない」と不快感を示すのは青森県連の奈良祥孝幹事長。「地方組織を維持し、地に足を着けて進もうと確認した直後にこれだ。ふらふらとした状況から抜け出すべきだ」と批判を強める。
 岩手県連の佐々木朋和幹事長は「希望の党との合流時、地方は何も知らされなかった。党本部で全て決めるのはやめてほしい」と嘆く。「現状で良いとは思わず、改革は必要だ。どの再建案が支持者の心情に沿うのか考えをまとめたい」と話す。
 前代表の離党に伴い先月下旬就任した秋田県連の小原正晃代表も「各県連にはさまざまな事情があり、それぞれの意見をくみ取るべきだ」と強調する。「民進を軸に据え、希望や立憲民主党と連携できる状況になればいい」と願う。
 福島県連の瓜生信一郎副代表は「考えが違うといってすぐ分裂しては政党の体を成さない」と指摘。「自民党に対抗することが当初の目的だったはずで、政権交代につながる道を示すべきだ」と主張する。
 山形県連は小選挙区総支部長の選出を調整中だったが、党の混乱を受けて作業を先送りした。吉村和武幹事長は「早く結論を出してほしい」と求め、他の幹部も「有権者に対して責任の持てる方向性を打ち出してほしい」と訴える。
 宮城県連は16日に仙台市内で定期大会を開き、党の現状を党員・サポーターに説明する予定。村上一彦幹事長は「国会議員の都合に左右されず、地方議員だけでも結束を図ることが重要だ。今は推移を見守るしかない」と状況を注視する。


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2017年12月16日土曜日


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