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災害住宅の整備完了 石巻・雄勝 最後の16戸が完成し記念式典 

伊勢畑地区に整備された災害公営住宅

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市雄勝町の伊勢畑地区で、災害公営住宅16戸が完成し、16日に現地で式典があった。これに伴い、雄勝町では16団地の災害公営住宅計94戸の整備が完了した。震災発生から6年9カ月余り。入居者は古里で年の瀬を迎える。
 式典には住民ら約40人が出席。亀山紘市長は「整備に時間を要し、皆さんに大変ご不便をかけた。安住の地で平穏な生活を取り戻してほしい」と述べた。
 最後に完成した16戸は、雄勝湾を望む海抜20〜30メートルの高台に建設。木造平屋で外壁に特産の「雄勝石」を使った。周辺には伝統工芸品「雄勝硯(すずり)」を販売する雄勝硯伝統産業会館、市雄勝総合支所などを設ける。
 二郷信子さん(81)は夫重信さん(87)と共に近く入居する。雄勝町にあった自宅が津波で流され、仮設住宅での生活を余儀なくされてきた。「一日千秋の思いで待っていた。素晴らしい場所にすてきな家を造っていただいた」と喜ぶ。
 地域の伝統芸能「胴ばやし獅子舞」を披露し、入居者の無病息災を願った川田徳雄さん(78)は「子どもの頃から親しんできた古里。一人でも多く帰れるまちづくりをしてほしい」と望む。
 雄勝町は人口流出が続き、2015年の国勢調査の人口は約1000で、10年と比べ約3000減った。


2017年12月17日日曜日


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