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<廃炉ロボコン>全国の高専生、アイデアと技術競う 初めて3校が課題クリア

階段を上るため動きだした一関高専・機械技術部チームのロボット。

 高専生が東京電力福島第1原発の廃炉に役立つロボットのアイデアと技術を競う「廃炉創造ロボコン」が16日、福島県楢葉町の日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センターで開かれた。福島高専(いわき市)など全国15校から16チームが出場し、奈良高専(奈良県)が最優秀賞に選ばれた。
 福島第1原発内の作業を想定し、荷物を積んで階段を上ったり、凸凹の床に置かれた物を調べたりする課題に挑戦した。放射線量の影響から動作時間が制限され、カメラを使って遠隔操作するとの厳しい条件の中、2回目の今回初めて、課題をクリアする学校が3校出た。
 階段を上る課題を達成した一関高専(一関市)機械技術部チームは専門家4人による審査の結果、2位に当たる優秀賞に輝いた。原発内の多様な環境に対応できるよう、小型無人機「ドローン」などの子機も一緒に動かす仕組みを備えた点も評価された。
 リーダーの3年佐々木新平さん(18)は「4回設計変更した部品もあり、完成したのは2週間前。新たな挑戦で結果を出せたのは良かった。ロボットを作り続けたい」と話した。
 廃炉ロボコンは、廃炉への取り組みを通じて創造的な人材を育てるのが狙い。福島高専が企画し、全国の高専で組織する協議会と文部科学省が主催した。


2017年12月17日日曜日


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