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<仙台満店>自然派ワインがずらり

セラーには現在800種。ボトルの首には一本一本に、佐藤さんのお薦めコメントが掛かる
オーガニックの輸入チーズ「ヴィア・ザ・ビオ」や「本沢3丁目」のパン、「イープル」のジャム、「ピープルツリー」のチョコレートなど、こだわりの食品も並ぶ。入荷商品は曜日や時期により変わる
「農産物のように年ごとに微妙に味わいが違うのを楽しんで」と佐藤さん。巨峰100%の「ペティアン・ナチュールロゼ」の今年の出来は、果実感や微発泡のバランスがいいそうだ

◎酒販店/佐藤商店(さとうしょうてん)(青葉区)

 一見すると、ご近所のなじみ客が通う昔ながらの商店。でも、青葉区八幡の「佐藤商店」には、遠方からもファンが訪れます。目当てはフランスやイタリア、日本などの自然派ワイン。「自然派」とは大きなくくりで言うと、農薬や化学肥料に頼らずにその年の気象や、土地、微生物を生かしてブドウを栽培したり、培養酵母を使わず野生酵母で醸造するなど、環境や体のことを考え、手間を惜しまず造られたワインです。
 3代目店主の佐藤守さん(47)は「苦手だったワインが体になじむように優しく入ってきた」と8年前の自然派ワインとの出合いを話します。それからは毎日の晩酌で味わいや料理との相性を確かめ、さらに現場に足を運んで収穫や醸造を手伝い、酒を酌み交わし…。
 ブドウと対話するように、正直に自然に寄り添う造り手の個性に触れ、品種や産地よりも造り手による味わいの違いに引き付けられたそう。「仕入れて売るという感覚ではなく、造り手がわが子のように育てた思いと共に預かり、伝える役目」と自らを表現します。
 あえて1本だけお薦めを聞くと、迷いながらも手にしたのは長野県の若手醸造家が造るドメーヌ・ナカジマ「ペティアン・ナチュールロゼ2017」(1836円)。ピンク色のプチプチ微発泡でこれからの季節にぴったり。ワインを選ぶ基準はいろいろありますが、自然派の造り手で選ぶのもまた味わいが深まりそうです。(せ)

<メモ>仙台市青葉区八幡2の21の29▽午前7時半〜午後8時、日曜は午後3〜7時▽無休▽生もと、山廃など昔ながらの造りにこだわる日本酒も魅力▽オーガニック食品・フェアトレード食品、おむつなし育児関連雑貨など▽配達・地方発送も▽022(234)2468。


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2017年12月18日月曜日


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