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<大川小>備えの重要性、子どもの心のケア…あの日の教訓を未来へ 当事者と遺族が訴え

佐藤さん(左奥)と只野さんが津波の教訓を語ったフォーラム

 東日本大震災の津波で児童74人と教職員10人が犠牲になった宮城県石巻市大川小の出来事から、防災の大切さを次世代に伝えるフォーラム「あの日を語ろう 未来を語ろう」が17日、東京都内であった。当時5年で津波にのまれながら助かった高校3年只野哲也さん(18)らが、パネリストとして教訓や思いを語った。
 只野さんは、同小6年の次女みずほさん=当時(12)=を亡くした元中学教諭佐藤敏郎さん(54)らと対話しながら震災当日の状況を説明。「津波は水だけじゃなく土砂や木、車などを巻き込んでくる。ビデオや訓練で理解していれば危険を認識できたと思う」と、備えの重要性を訴えた。
 会場との質疑応答で、只野さんは被災した子どもたちの心のケアについて、「上からではなく、悩みを聞いて一緒に考えてくれることが大事」と指摘した。
 聴講した神奈川県横須賀市の教員石丸紀善さん(58)は「現場にいた人の言葉は重い。教員として、命を預かる覚悟が必要だと感じた」と話した。
 仙台市のNPO法人「KIDS NOW JAPAN」の東京支部が主催。防災関係者や学生、親子連れなど約100人が参加した。


2017年12月18日月曜日


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