宮城のニュース

落札できない業者がくじ引きで落札 宮城県新導入の入札でミス、誤りに気付き取り消す

 談合情報が相次いで寄せられたことなどから、宮城県が新たに1000万円以上の測量関連業務で導入した簡易型の総合評価方式による一般競争入札でミスがあったことが18日、分かった。本来は落札者になれない業者が、くじ引きで落札していた。
 問題の入札は県東部土木事務所(石巻市)の発注で、10月26日にあった石巻市内の同じ県道新設用地の測量業務入札2件。いずれも8ヘクタールで条件が一緒だった。
 同事務所によると、2件とも、価格評価点と価格以外の評価点を足した「総合評価点」が最も高い業者が同点で2社あった。応札額はいずれもA社が1000円低く、県の入札マニュアルに従えばどちらもA社が落札するはずだったが、同事務所は同点だとしてともに電子くじ引きを実施。1件はA社で、もう1件はB社が落札者に決まった。
 くじ引きの実施は所長以下11人による入札委員会で審議したが、誰もミスに気付かなかった。
 くじ引き後に同事務所が誤りに気付き、両社に連絡。B社が落札した結果をいったん取り消した。両社を含む入札に参加した全31社の了承を得て、開札から1カ月以上過ぎた今月1日付で、本来の落札者だったA社の落札を決めた。
 同事務所の担当者は「本来の落札者に迷惑を掛けて業界の信頼を裏切り、大変申し訳ない。マニュアルの確認を徹底し、再発防止に努める」と陳謝する。
 県契約課によると、測量関連業務の新しい入札方式は透明性や公平性を確保する狙いで今秋導入したが、同種のミスは報告されていないという。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2017年12月19日火曜日


先頭に戻る