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阿仁合駅を観光拠点化 秋田内陸縦貫鉄道改装で来春スペース倍増

観光拠点化に向けて改装工事を行う阿仁合駅(秋田内陸縦貫鉄道提供)

◎待合室大きく/案内所を新設/トイレ洋式に

 北秋田、仙北両市を結ぶ第三セクター秋田内陸縦貫鉄道は、阿仁合駅(北秋田市阿仁銀山)の改装工事を始める。インバウンド(訪日外国人旅行者)を含む観光拠点にしようと駅のスペースを2倍以上に広げる。

 駅部分の延べ床面積は約145平方メートルから320平方メートルになる。建物の北半分を使っていた北秋田市商工会阿仁支所が8月末で市商工会に統合され、移転した後を市を通じて譲り受けた。
 名物の馬肉シチューなどを提供する駅舎内のレストラン「こぐま亭」を北側に移し、手狭だった待合室を広げる。観光案内所を新設するほか、和式便器のみだったトイレを洋式化し、車椅子などに対応するバリアフリーの個室を新設する。
 昨年度、同線の乗客は約28万4000人。前年度から約2万8000人減ったものの台湾など海外の団体客は増加傾向にあり、昨年度は1万5000人以上の利用があった。阿仁合駅で観光バスに乗り換え、次の目的地に向かう客も多い。
 改装費は約1億2000万円で、市が全額補助する。工事は年内か年明けに始まる見込みで、工期は来年3月までの予定。
 同駅は旧阿仁町の中心部にあり、旧国鉄阿仁合線の終着駅として1936年に開業。現駅舎は第三セクターに転換後、89年の鷹巣−角館間全線開通に合わせて新築した。
 松橋勝利総務部長は「改装でサービスを充実させ、沿線の観光拠点にしたい」と意気込む。


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2017年12月19日火曜日


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