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避難者の心の支えに いわきの公営住宅敷地内に双葉郡立診療所 あす開業

避難者の心身のケアを担う好間診療所の開所をテープカットで祝う関係者

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難者向け災害公営住宅の敷地内に福島県双葉郡立の好間診療所が完成し、いわき市好間町の現地で18日、開所式があった。双葉地方の医師が診療に当たり、市内などに避難する住民の健康維持や安心の拠点の役割を担う。
 8町村でつくる双葉地方広域市町村圏組合が設置、双葉郡医師会が運営する。建物は鉄骨2階、延べ床面積645平方メートル。診療科は内科と歯科。診療は月曜、水曜、金曜の週3日で、20日に始まる。医師3人、歯科医師2人が避難先などから通い、交代で勤務する。
 管理者となる郡医師会長の堀川章仁医師(69)は開業していた富岡町から二本松市に避難している。「健康維持はもとより心の支えが一番。避難者の生活は落ち着いてきたがストレスはたまっている。同じ言葉を話す医者がいることで安心してもらえる」と語る。
 診療所が立つ公営住宅「北好間団地」は全323戸で県内最大。入居が順次始まっている。双葉町から避難する男性(71)は「埼玉県に通院しているが、これからは近くて助かる。双葉郡のお医者さんがいるのは心強い」と歓迎する。
 郡立診療所は来春、いわき市勿来町酒井地区に整備中の避難者向け災害公営住宅にも併設される。


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2017年12月19日火曜日


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