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<伊豆沼・内沼>渡り鳥行動範囲解明へ GPSで追跡調査、鳥インフル対策に結果を活用

GPS送信機を装着したマガモ(宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団提供)

 衛星利用測位システム(GPS)を活用して渡り鳥の行動範囲を解明しようと、宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団とNPO法人バードリサーチ(東京)は、オオハクチョウとカモ類にGPS送信機を装着した追跡調査を始めた。渡り鳥の行動パターンを知ることで、鳥インフルエンザ対策の基礎情報を得たい考えだ。
 伊豆沼・内沼(登米市、栗原市)に飛来したオオハクチョウ5羽、オナガガモ3羽、マガモ2羽に送信機を装着。13日から調査を開始した。財団がマガモに送信機を付けるのは初めて。
 オオハクチョウ、オナガガモは主に餌付け場周辺で暮らすが、マガモは夜行性で行動範囲がほとんど分かっていない。
 財団の嶋田哲郎総括研究員は「マガモは鳥インフルエンザに感染してもほぼ発症しないため、ウイルスのキャリアー(運び屋)になっている可能性が高い。マガモの行動をしっかり追跡したい」と狙いを語る。
 伊豆沼・内沼には毎年、オオハクチョウ5000羽、カモ類6000羽、ガン類が8万〜10万羽飛来する。今年3月には栗原市の養鶏場で、死んだニワトリからH5型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、約21万羽が殺処分された。


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2017年12月20日水曜日


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