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ミニボート5隻が復興の航跡へ「きっとたどり着く」青森・八戸から米国へ出航

漁船にミニボートを積み込む児童ら

 東日本大震災の津波で流出した鳥居の漂着がきっかけで、青森県八戸市の小学生も参加する米国の博物館のミニボート漂流プログラムで、完成したミニボート5隻が20日、同市沖から米国に向けて流された。
 長さ約1.4メートルのミニボートはグラスファイバー製で、衛星利用測位システム(GPS)を搭載。大久喜、金浜、種差の3小学校の児童が18、19両日に製作作業に当たった。代表して大久喜小の児童が20日、大久喜漁港まで5隻のミニボートを運び、市南浜漁協所属の漁船に積み込んだ。
 児童は「フレーフレー大久喜」などとエールを送り、出航を見送った。6年高崎葵さん(12)は「米国の人と仲良くなり、友達になりたいという気持ちでミニボートを作った。交流が楽しみ」と声を弾ませた。
 ミニボートは約20キロ沖で海に流された。実施団体のコロンビア川海事博物館(米オレゴン州)のネイト・サンデルさん(38)は「5隻のボートはきっとたどり着くと思う」と話した。
 プログラムは海洋について学ぶのが狙い。米国側からは既に3隻を太平洋に流しており、残る2隻も2018年1月に流す。1隻ずつ日米でパートナーとなる学校を決めており、今後、インターネットを通じた交流も予定している。


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2017年12月21日木曜日


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