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災害時は高台の寺へ避難 町内会と2寺が協定「安心して避難を」

協定を結んだ住職と町内会長

 東日本大震災で被災した宮城県多賀城市八幡地区の5町内会(約4900人)と、地元の不〓(ふりん)寺(鎌田俊昭住職)と宝国寺(加藤秀幸住職)が21日、災害時の施設利用協定を結び、安心・安全を強固にした。
 市役所で締結式があり、町内会長と住職、菊地健次郎市長らが出席。不〓(78f7)寺の鎌田住職は「協定を結ぶことで、安心して避難できる安全な場所として利用してほしい」と語った。
 八幡上二区町内会の渡辺武会長は「住民には檀家が多くいざという時は寺に逃げろと言い伝えられている。次世代に引き継ぐために協定を結んだ」と話した。
 大震災時、仙台港に近く砂押川の南側にある八幡地区には津波が押し寄せた。高台にある両寺は浸水を免れ、住民ら150人が一時避難した。再び災害に見舞われた時に備え、寺の本堂、境内、駐車場などを無償で利用できるほか、管理責任を明確にした協定を結んだ。
 寺の近くにある「末の松山」は貞観地震(869年)でも津波が越えなかったといわれ、多くの和歌に詠まれている。

(注)〓は石へんに「隣」の右側


2017年12月22日金曜日


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