福島のニュース

<帰還困難区域>社殿再生しめ縄に誓う 福島・双葉の初発神社、氏子らが奉納

初発神社の社殿に新しいしめ縄を飾る氏子や区長

 東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域にある福島県双葉町の初発神社に21日、氏子らが新しいしめ縄を奉納した。全町避難が続き、社殿も東日本大震災の地震で傾いたままだが、青い縄を飾って気持ちも新たに新年を迎える。
 しめ縄は長さ約6メートル、中央の太さ約30センチで、新調は3年連続。氏子や地元区長ら約10人が県内各地の避難先から訪れ、社殿に取り付けた。取り外した方のしめ縄は鳥居に飾った。
 社殿は傷みが激しく、ワイヤで固定し持ちこたえている。初発神社は社殿などを12年ごとに改修する「式年遷宮」を2019年に控え、修復を検討している。
 しめ縄は氏子らが19日、いわき市に集まって編んだ。同市に避難する総代の前田洋海(ひろみ)さん(75)は「新しい縄を納め、気持ちが引き締まった。資金面が課題だが、社殿を早く直せるよう努めたい」と話した。
 神社周辺は、国が9月に整備計画を認定した特定復興再生拠点区域(復興拠点)の対象。復興拠点の避難指示について、町は22年春ごろまでの解除を目指している。


2017年12月22日金曜日


先頭に戻る