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<東松島市・長音寺>被災の寺で上棟式 心の古里再建へ一歩 来年3月11日は新本堂で法要

工事の無事を祈った上棟式

 東日本大震災で被災した東松島市野蒜地区の長音寺で22日、本堂新築工事の上棟式があった。震災発生から6年9カ月余り。檀家(だんか)ら約200人が集まり、約600年の歴史がある古刹(こさつ)の再建への一歩を祝った。
 新たな本堂は木造平屋で床面積約170平方メートル。広間やホール、事務室などを備える。11月に着工し、来年2月末に完成する予定。総工費は約5000万円を見込む。
 上棟式では、秋山公純住職(50)らが建設中の本堂で法要を営み、参列者が焼香した。屋根から餅をまくなどして工事の無事を願った。
 震災から7年となる来年の3月11日には、完成した本堂で震災犠牲者らを供養する法要を執り行う。秋山住職は「何とかここまでたどり着いた。檀家のほとんどが被災し、周りの街の面影はなくなってしまった。お寺を古里の心のよりどころの一つとしてほしい」と望む。
 長音寺は震災の津波で本堂や庫裏などが流され、約100人の檀家が犠牲となった。震災後は屋外で法要をしてきた。敷地には「鎮魂の鐘」や、花や木々に囲まれた環境で供養できる墓地「マイメモリー樹木葬 のびる」などもある。


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2017年12月23日土曜日


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