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しめ縄に名取の絆「明るい気持ちでスタートを」閖上の神社作業 内陸住民手伝い

稲わらと格闘しながら縄をなう館腰地区の住民ら

 東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上地区の閖上湊神社などを支えようと、内陸部の同市館腰地区の住民らがしめ縄作りに精を出している。湊神社のしめ縄をこしらえてきた住民が高齢化するなどしたため肩代わりを買って出た。「同じ名取の人間だもの」。稲わらにまみれながら真新しい縄をなった。
 しめ縄作りを担ったのは同市植松の館腰神社の奉賛会メンバーら約20人。神社近くの農家に軽トラック1台分の稲わらを運び込み、22日から湊神社などの分も含めて大小計約40本のしめ縄をなっている。湊神社に掛けられるのは長さ約7メートル、直径最大約15センチで、24日に引き渡す。
 奉賛会の斎政夫会長は「閖上の人がいい気分で神社に参り、復興に向けて明るい気持ちで一年のスタートを迎えられるよう、しっかりした縄をこしらえたい」と話した。
 湊神社は震災の津波で流失。現在は閖上地区を見渡せる日和山(6.3メートル)の頂上にある富主姫神社を仮殿とし、犠牲者をまつる鎮魂の社となっている。


2017年12月24日日曜日


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