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<年の終わりに17東北>(5)息合わせて舞手躍動

力強い神楽を披露する舞手

◎達谷窟毘沙門神楽舞納め(岩手県平泉町)

 重い太鼓の響きに空気が震えた。4人の舞手が躍動する。坂上田村麻呂の創建と伝えられる岩手県平泉町の達谷窟(たっこくのいわや)毘沙門堂で23日、地元に伝わる神楽の舞納めがあった。
 「息がぴったり合い、一年の締めくくりにふさわしい奉納になった」。達谷窟毘沙門神楽代表の照井幸子さん(63)が、すがすがしい笑顔を浮かべた。
 久しく途絶えていた神楽は1971年、照井さんの父幸男さんによって復活。幸男さんは、地域の子どもたちへの伝承活動に心血を注いだ。そうして育った若い世代や女性たちが、今では町にここだけとなった神楽を守っている。
 幸男さんの孫に当たる久美さん(36)もその一人だ。11月に出産を終えたばかり。舞納めの太鼓とおはやしを人には任せられないと最後までやりきった。「今年は周囲に支えられた年だった。来年はみんなとさらに成長したい」と誓う。


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2017年12月24日日曜日


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