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歩いて巡ろう寺岡・紫山 宮城大学生と住民マップ作製「新たな魅力見つけて」

披露セレモニーでマップ(左端)の製作経緯を説明する学生ら=17日、仙台市泉区の寺岡市民センター

 仙台市泉区寺岡、紫山両地区と隣接する宮城大(宮城県大和町)の学生が住民と共同で両地区の散策マップを作った。2年間話し合いを続け、住民のアイデアを基にデザインを学ぶ学生らが形にした。両地区の全戸に配るとともに地区の商店などに掲示し、PRに役立てる考えだ。
 マップは、両地区の象徴として親しまれている寺岡山、紫山公園とその周辺を歩く道順をそれぞれイラストで紹介する。寺岡2.5キロ、紫山1.4キロのコースで、休憩所や自動体外式除細動器(AED)のある施設などを盛り込んだ。
 町内会や社会福祉協議会の関係者ら住民側が主にコースや盛り込む素材を提案し、宮城大事業構想学群の平岡善浩教授(コミュニティーデザイン)の下で学ぶ学生が構図や色彩などを考えて製作した。
 市の地域力創造支援事業の一環として取り組み、学生13人と地域住民ら約20人が2016年度から意見交換を重ねた。同大4年長島知さん(24)=泉区=は「住民の皆さんとの対話を通し、大学の中にいるだけでは分からない、多くの学びがあった」と振り返る。
 泉区の寺岡市民センターで17日、マップ披露のセレモニーがあり、同大4年の山下さくらさん(21)=青葉区=が製作の経緯を紹介し、「自分たちの街の新たな魅力を発見してほしい」と呼び掛けた。
 A3判とA4判の2種類あり、本年度内に両地区の計約4000世帯に配り、商店や飲食店に掲示してもらう。学生と住民らが実際にコースを歩くイベント実施の構想もある。
 事業の推進委員会委員長を務めた寺岡連合町内会長の手島頼夫さん(78)は「地域の良さを地元の人たちが再発見し、外部の人に足を運んでもらえるよう活用したい」と話す。


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2017年12月25日月曜日


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