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<全国高校駅伝>仙台育英女子 歴代2位の好記録 選手層に厚み、独走でVつかむ

女子の第3中継所で仙台育英の3区鈴木(右)からたすきを受け取る4区武田(坂本秀明撮影)

 後ろを振り返る必要は全くない。アンカー木村は右手を高く突き上げてゴールに飛び込んだ。1時間6分35秒は歴代2位の好タイム。23年ぶりとなる女子の頂点を、仙台育英は独走でつかんだ。
 勝因は1区三浦の奮闘だ。各校の主力がそろう中、今秋の国体少年女子A3000メートル覇者の田中(兵庫・西脇工)が大逃げを打つ。三浦は2位集団に食らい付き、7位でエカラレにつないだ。
 三浦は「スタートで前にいた田中さんが飛び出してスペースができ、2位集団の良い位置で走れた。ラスト500メートルのスパートで離されたが、全国を代表する選手相手に気持ちで負けなかった」と胸を張った。
 昨年、一昨年はエカラレの速さばかりが目立ったが、今年は層の厚みが違う。3000メートルを意識した従来の練習メニューを5000メートルに伸ばすことによって他の選手も力をつけた。
 大会前、1区を走る予定だった主将武田が調子を落として4区に回っても、チームのスピードは落ちなかった。区間順位は3区鈴木が2位、4区武田3位、留学生も走った5区で木村が区間賞。武田は「練習の質と量を高めたのが強さにつながった」と強調した。
 3区鈴木は今春不調に苦しんだ。秋になって調子が上向き、都大路で完全復活を果たした。「諦めないでよかった。すごくうれしい」。笑顔のメンバーと抱き合って喜びに浸った。(岩崎泰之)


2017年12月25日月曜日


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