宮城のニュース

<世界卓球>張本、強気貫き代表つかむ 凱旋大会「燃え尽きてもいいぐらいの気持ちで戦った」

男子シングルスで優勝し、世界卓球代表入りを決めた張本(鹿野智裕撮影)

 卓球の世界選手権団体戦(来年4月開幕・ハルムスタード=スウェーデン)の日本代表選考会は24日、仙台市宮城野体育館で行われ、男子は14歳の張本智和(エリートアカデミー、仙台市出身)が決勝で大島祐哉(木下グループ)を3−1で破り、代表入りを決めた。
 相手のサーブをバックハンドで沈めて試合を決めると、全身で喜びを爆発させた。張本が世界選手権最終選考会で優勝。「燃え尽きてもいいぐらいの気持ちで戦った」。凱旋(がいせん)大会を飾り、地元ファンから大きな拍手を浴びた。
 決勝の相手は強打のフォアハンドが武器の大島。「フォアで得点されるパターンを少なくする」と得意のバックハンドと長短織り交ぜたサーブで前後左右に揺さぶり、相手の展開に持ち込ませなかった。第2ゲームを落とし追い上げられたが「止まると相手のペースになる」と強気を貫いた。
 今年は世界選手権(5、6月・ドイツ)で日本のエース水谷から金星を挙げ、8月のチェコオープンではワールドツアー最年少優勝も果たした。父でコーチの宇さん(47)は一年を振り返り「想像以上。ここまで成長するとは思わなかった」と驚く。
 仙台でのプレーは3年ぶり。選考会の仙台開催は東日本大震災からの復興支援も目的の一つで「自分の元気なプレーで一人でも多くの人に勇気を持ってもらえたのではと思う」。控えめながらも、言葉の端々に古里への強い思いがにじんでいた。(山本武志)


2017年12月25日月曜日


先頭に戻る