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<全国高校駅伝>仙台育英・釜石監督「生徒に恵まれてここまで来ることができた」

仙台育英高の釜石慶太監督

◎時の人/女子で23年ぶりの優勝を果たした仙台育英監督 釜石慶太さん

 監督就任6年目で栄冠を手に入れた。優勝直後は両手を挙げて喜びを爆発させ「1000点満点の走り」と目元を潤ませた。
 今夏の全国高校総体(南東北インターハイ)3000メートル2連覇を果たしたヘレン・エカラレ選手、全国高校選抜大会5000メートル3位の武田千捺主将を擁して大会に臨んだ。レースは2区から独走し、高校歴代2位の好タイムでゴールする理想の展開だった。
 仙台育英高陸上部OB。全国高校駅伝は2年で優勝を経験。歴代2位となる2時間1分台のタイムは「神の領域」と語りぐさになっている。3年でも頂点に立ち、2大会とも区間賞の好走を見せた。東洋大時代は1、2年で箱根駅伝を走り、4年の時は主将としてチームを総合2連覇に導いた。
 大学の合宿地だったのが縁で卒業後は上山市職員に。社会人2年目の2012年春、前監督の辞任に伴い女子監督に就任した。
 「生徒に恵まれてここまで来ることができた」。就任時、主力選手は既に集団転校し、新入部員を中心にチームづくりを進めた。レースを通じて中学校関係者や保護者の信頼を勝ち取り、有力中学生の受け入れ態勢を再び整えた。
 大学時代の主将経験を生かして選手との距離感を重視する。「日本一のチームはスイッチのオンオフの切り替えが違う。1人で乗り切ってほしい時はあえて声を掛けない」という気配りの人だ。
 今年結婚し、10月に長男が生まれた。選手の大活躍も加わり「最高の1年になりました」と頬を緩める。岩手県一戸町出身。30歳。


2017年12月25日月曜日


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