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<中洞牧場>国内初 アニマルウェルフェア認証取得「健康な家畜から作った製品が消費者の安全安心に」

AW認証を取得した中洞牧場の中洞さん(右)

 岩手県岩泉町で完全放牧の山地(やまち)酪農に取り組む中洞(なかほら)牧場が、国内初の「アニマルウェルフェア(AW、家畜福祉)」農場に認証された。牧場長の中洞正さん(65)は「これまでやってきたことが認められた。ストレスのない健康な家畜から作られた製品こそが、消費者の安心安全につながる」と話している。
 一般社団法人「AW畜産協会」(北海道)がAW農場とAW食品事業所に認定し、牧場で21日、認証書授与式があった。
 AW畜産協会は、家畜が健康的な生活を送る飼育法として「空腹と渇きからの自由」「不快からの自由」「痛みや傷、病気からの自由」「正常な行動を発現する自由」「恐怖や苦悩からの自由」の「五つの自由」を国際原則として提示。
 52項目の基準に80%以上適合するとAW農場となり、中洞牧場は51項目で適合した。食品事業所認証は、AW農場の生乳100%を原料にした食品を製造する事業所に付与される。
 AW認証の考え方は欧州で広がりを見せ、外食産業でも認証商品の取り扱いが拡大している。
 中洞牧場は1984年から山地酪農を実践。農薬や化学肥料を使わない野シバなどを餌に、輸入飼料不使用、自然交配、自然分娩(ぶんべん)、母乳保育に努めてきた。


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2017年12月25日月曜日


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