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<全日本フィギュア男子FS>田中2位喜びの切符 少しずつ積み上げた努力「試合で出せた」

2位となった田中=2017年12月24日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザ(川村公俊撮影)

 五輪代表が懸かるフリーで、田中は息も絶え絶えになりながら、4分30秒を乗り切った。「本当に今の時間は今しか味わえない空気だと思いながら滑った」。細かなミスは出た。しかし、4回転ジャンプを3度降り、同世代のエース羽生と一緒に行く夢の舞台をつかんだ。
 朝の公式練習はミスが続出したが、今月に重ねた猛練習を信じた。冒頭の4回転サルコーを決めた後、次の4回転サルコーは着氷が乱れた。それでも基礎点が1.1倍になる演技後半にこれまで苦手としてきた4回転トーループを決めて2年連続の2位をたぐり寄せ「やっと身についたものが試合で出せた」と充実感に浸った。
 ジュニアより下のノービス時代は羽生と競り合う存在だった。ジュニアに上がってからは一気に離され「ユヅ(羽生)がすごいところまでいってしまった」とこぼして落胆した時もあった。それでも辛抱強く「少しずつ積み上げた」という努力が、成果に結実した。


2017年12月25日月曜日


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