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村井知事、来年2月にフランス放射光施設を視察 誘致実現を目指す

 物質構造を原子レベルで解明する次世代型放射光施設の誘致に向け、村井嘉浩宮城県知事が来年2月、先進地のフランスを視察することが25日、分かった。政府は2018年度予算案で調査費などに2億3400万円を計上しており、東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)への整備実現を見据えた準備を急ぐ。
 視察は2月上旬〜中旬を予定し、パリ郊外の放射光施設「ソレイユ」を訪れる。06年に利用が始まった施設は、加速器の円周が日本の想定と同じ中型規模に位置付けられており、周辺に立地する研究施設や企業の集積状況も調べる。
 村井知事は15年夏、フランス南東部グルノーブルにある別の放射光施設の視察を計画。全額国費の建設事業費について地元負担の可能性が浮上するなどしたため、取りやめた経緯がある。
 産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)と東北経済連合会、県の3者は今年5月、青葉山新キャンパスを拠点に20年度の完成を目指す構想を国に提出。懸案だった建設費約300億円の一部は民間資金を活用する仕組みとした。
 放射光施設を巡っては文部科学省の小委員会が新設を検討しており、議論は大詰めを迎えている。


2017年12月26日火曜日


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