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<汚染廃試験焼却>黒川・仙南先行実施で調整 知事と首長あす議論

 東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質で汚染された国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の廃棄物処理で、試験焼却を予定する大崎、石巻、黒川、仙南の4広域行政事務組合のうち、黒川と仙南での先行開始に向けて県と4事務組合が調整を進めていることが25日、分かった。
 村井嘉浩知事と事務組合代表の亀山紘石巻市長、伊藤康志大崎市長、滝口茂柴田町長、浅野元大和町長が27日、県庁で対応を協議する。関係者によると県が4首長らに対し、試験焼却を先行実施できるかどうか提案しているとみられる。
 4事務組合は年内に試験焼却を一斉に始める計画だったが、大崎、石巻両市で住民の理解が得られず、廃棄物の裁断など関連予算の年内計上を断念した。黒川、仙南の両圏域は既に関連予算を可決している。
 村井知事は25日の定例記者会見で「モニタリングポスト設置など国は対応しており、先延ばしにするわけにはいかない」と説明。「進め方の考えは伝えており、意見交換で一定の方向性を出したい」と述べた。
 首長の一人は「(試験焼却を)仙南と黒川が了承すればやることになるだろう」と話し、別の首長は「本格焼却の時期を一斉にそろえることができれば、試験焼却の開始がずれても仕方ないのでないかと思う」との見方を示す。


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2017年12月26日火曜日


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