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雪ニモマケズ 盲導犬力強く スキー場で雪道トレーニング 仙台訓練センター

訓練犬と雪道を歩く青木さん(左)=21日、仙台市泉区のスプリングバレー泉高原スキー場

 仙台市青葉区の日本盲導犬協会仙台訓練センターは21日、泉区のスプリングバレー泉高原スキー場で訓練犬の雪道トレーニングを初めて実施した。豪雪地帯などでも目の不自由な人が支障なく歩けるよう、犬を雪道に慣れさせるのが狙い。盲導犬がより安全で快適な歩行をサポートできるよう、力を入れている。

◎安全歩行サポートへ

 足首を覆うほどの雪が積もったスキー場の駐車場に、訓練士らが雪を踏み固めてつくった十字路や丁字路などのコースを設置。人がすれ違える程度の幅の道を、1〜2歳の訓練犬15頭が往来を繰り返した。
 昨年までは市内で積雪があった場合に限り、臨時の雪道訓練を実施していた。訓練の充実を図ろうと、積雪が多い上、さまざまな雪道コースを設けるスペースが確保できるスキー場の駐車場に着目した。
 雪を見て興奮し、飛び跳ねてコースを外れたり、雪を食べようとしたりしてしまう訓練犬もいるが、訓練士が正しい進路を教え、問題なく歩けば「グッド」と褒める。
 同センター訓練部リーダーの青木舞子さん(30)は「なるべくしからず、褒めて伸ばす育て方を大切にしている」と説明する。
 東北唯一の訓練施設として2001年に設立された同センターは、今年3月までに盲導犬約120頭を育成し、視覚障害者の元に送り出した。訓練士がユーザーの居住地に出向き、各地の道路状況や気象条件に合った歩行の相談に応じるフォローアップも実施している。
 青木さんは「安全な歩行のため日々、訓練を重ねていることを知ってほしい。店舗など公共の場での盲導犬の受け入れ拒否が減り、盲導犬への理解がもっと広がることを願っている」と話す。


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2017年12月26日火曜日


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