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<須賀川中1自殺>第三者委が調査結果報告「いじめが大きな一因」

 福島県須賀川市の市立中1年だった男子生徒=当時(13)=が今年1月末に自殺した問題で、市教委が設置した第三者委員会は25日、「(自殺は)いじめが大きな一因となった」と結論付ける調査結果を公表した。教職員が事態を軽視したり、情報共有による適切な指導がなされなかったりしたことが問題を深刻化させたと指摘した。
 市役所で記者会見した笠間善裕委員長(元福島県弁護士会長)は「(いじめの把握と指導後の)必要な見守りが十分ではなかった。判断が甘く、いじめについてしっかり検討がなされなかった」と語った。
 第三者委によると、男子生徒は同じクラスの男子9人から「触れると『菌』が付く」と言われたほか、部活動内の数人から「ハゲ」や「ごみ」を付けたあだ名で呼ばれるいじめを受けた。
 また、日常的に同級生からからかわれたり、悪口を言われたりした。男子生徒は学習面でも学校にうまくなじめず、ストレスを抱えていたという。
 調査結果を受け、柳沼直三教育長は「このような悲しい事案が二度と起きないよう、市教委と学校が一体となり、全力でいじめ防止に努めたい」と話した。
 市教委は同日、臨時の小中学校長会を開き、調査結果を報告。いじめ防止対策の徹底などを指示した。
 男子生徒は1月27日朝、自宅で首をつった状態で見つかった。昨年7月と12月の学校の調査などでいじめ被害を訴えていた。学校側は12月の調査後、いじめに関与した生徒を指導。問題は解消したと判断していた。
 市教委は今年2月、いじめの存在を認め、第三者委を設置。3月から教職員や生徒ら約50人を対象に聞き取りなどを行ってきた。


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2017年12月26日火曜日


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