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東北の知事今年の漢字 岩手「金」、福島「共」、秋田「危」

「共」の字を掲げて2017年を振り返る内堀福島県知事

◎「金」色の風発売喜ぶ岩手

 達増拓也岩手県知事は25日の定例記者会見で、県産米の最高級品種「金色(こんじき)の風」の市場デビューなどを挙げ、今年の漢字に「金」を選んだ。
 東芝メモリの工場誘致や療育センターの移転新築も含め「10年の努力が実を結んだ1年」と総括。「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致など「来年も県政全般を力強く進める」と誓った。
 県産米の新品種「銀河のしずく」を市場に投入した昨年の漢字は「銀」。とりあえず「金銀シリーズは一段落」と話した。

◎「共」感の広がり実感 福島「任期中、復興へ全力」

 内堀雅雄福島県知事は25日の定例記者会見で、今年を表す漢字に「共」を挙げた。東京電力福島第1原発事故からの復興へ「県内外と共に前進」し、国外でも「共感の広がりを実感した」と述べた。
 来年以降は「復興への思いを共有し、一丸となって未来を切り開く」と強調。任期満了(11月11日)を迎える自身については「まずは任期いっぱい福島の復興創生に全力を尽くす」と語り、2期目を目指すかどうかに言及しなかった。
 今年の出来事として、2020年東京五輪野球・ソフトボールの一部競技の福島市開催決定、欧州連合(EU)の県産品の輸入規制緩和などを列挙。「県民の努力や県外からの応援により、具体的な成果が出てきた」と振り返った。
 原発事故に伴う避難指示は今春、浪江町など4町村で一部を除き解除された。残る帰還困難区域は双葉、大熊、浪江3町の特定復興再生拠点区域(復興拠点)の整備計画が認定された。
 さらなる復興に向け、内堀知事は「まだスタート地点。光を強め、影を弱める闘いを続けたい」と力を込めた。

◎「危」機管理甘さ反省 秋田

 佐竹敬久秋田県知事は25日の定例記者会見で、今年を象徴する漢字に「危」を挙げた。雄物川が氾濫するなど県内に大きな被害が出た7月の大雨で、ゴルフで県外に宿泊するなどした自らの対応に「危機管理がなっていなかった」と自省を込めた。
 ゴルフ問題への県民の批判は強く、「知事職を離れても胸に残る失態だ」。問題以降、ゴルフをやる気は起きず「道具は倉庫にしまった」と明かした。
 1月の定例会見では新年の抱負を「進」と表現。「人口減対策を含めて前進あるのみだ」と意気込んでいた。1年を振り返り、企業進出など「産業政策は進んだ」と成果を強調した。


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2017年12月26日火曜日


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