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郵便集配車で死亡事故…再発防止へ宮城県警など合同点検「年末の繁忙期こそ安全に」

再発防止策を説明する手島室長(手前左)=26日午後、仙台市青葉区芋沢

 仙台市青葉区芋沢の無職男性(72)が自宅近くの県道で19日夕、業務中の郵便集配車にはねられて死亡した事故を受け、宮城県警と日本郵便、道路管理者の青葉区宮城総合支所は26日、事故原因などを調べる合同点検を実施した。県警は今回のケースを「薄暮時の事故の典型」と強調。各業界に注意を呼び掛けている。

 点検には県警交通部や仙台北署の担当者、地区交通安全協会の関係者、日本郵便の安全運転管理者ら計約50人が参加。事故現場で県警側から当時の状況が説明され、再発防止策が話し合われた。
 県警によると、亡くなった男性は当時、上下いずれも黒色の服を身に着け、集配車の進行方向の右側から信号のない横断歩道付近を渡っていた。車は横断歩道で減速せず、ヘッドライトをハイビーム(上向き)にしていなかった。
 過去5年間に仙台市内で12月中に起きた車と歩行者の事故(重傷以上)は、午後4〜6時の薄暮時に最も多く発生している。うち約8割が道路横断中の事故という。
 県警は10月以降、薄暮夕暮れ時の事故防止のため右側注意(ライト・ケアフル)、早め点灯(ライト・オン)、目立つ服装(ライト・アップ)をドライバーや歩行者に促す「ラ・ラ・ラ運動」を展開中。いずれか一つでも実施されていれば今回、事故を防げた可能性があるとしている。
 事故について、日本郵便東北支社は「亡くなられた方には心よりお悔やみ申し上げます。再発防止に努めます」とコメント。県警の手島俊明交通事故総合分析室長は「事故は業界団体のこれまでの活動にも水を差す。効率と安全は表裏一体。年末の繁忙期こそ安全に気を使ってほしい」と話した。


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2017年12月27日水曜日


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