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<楽天>取材班が選ぶ2017年10大ニュース 1位はもちろん…?

西武とのCSファーストステージ第3戦に勝ってファイナルステージ進出を決め、喜ぶ東北楽天の松井裕(左)と嶋

 東北楽天は2017年、4季ぶりにクライマックスシリーズ(CS)に進出し、ファイナルステージで覇者ソフトバンクに善戦し、来季の王座奪還の足掛かりを得た。前半戦の快進撃からまさかの急失速と激動だった今季を、東北楽天取材班が選んだ十大ニュースで振り返る。

 1位はファンに4季ぶりのリーグ制覇を期待させた夏場までの快進撃。開幕ダッシュに成功すると、ソフトバンクに1.5ゲーム差をつけて前半戦を首位ターンした。7月26日には、初の日本一になった2013年をも上回る球団史上最多の貯金31に到達した。
 最終的に3位になったものの、CSは2位西武とのファーストステージを逆転で勝ち抜き、ソフトバンクとのファイナルステージは先手を取り2連勝。3連敗を喫して日本シリーズ進出はならなかったが、来季につながる戦いだった。
 2位は則本の奪三振ラッシュ。6月1日、巨人戦の12個で野茂英雄(近鉄)の日本記録(1991年)を更新する7試合連続2桁奪三振とすると、続く8日のDeNA戦でも12個と記録を8試合連続に伸ばした。年間では222個で93年までの野茂以来となる4季連続最多奪三振のタイトルを獲得。則本がドクターK(三振)として球史に名を刻んだ1年だった。
 3位は後半戦の急失速。8月15日、新外国人コラレスが先発した大乱戦を落としてから6連敗。その後も低迷期の05年以来となる10連敗を喫し、泥沼にはまった。10連敗中の9月1日、後半戦で一気に勢いづいたソフトバンクとの直接対決に敗れて自力優勝の可能性が消滅。CSを地元開催できる2位死守に方針を転換したが、結局は難敵の左腕菊池(岩手・花巻東高出)を擁する西武に屈した。
 4位は球界の常識を覆した「強打の2番」ペゲーロ。3月31日の開幕戦、バックスクリーンへの約140メートル特大アーチで延長戦を制し、以降も1番茂木とのコンビで快進撃をけん引した。交流戦などでも150メートル超の特大弾を連発した。
 5位はインフルエンザに感染した岸に代わって、初の開幕投手を務め上げた美馬。前半戦だけで7勝し、則本、岸とともに先発3本柱として首位快走の原動力となった。
 はえ抜き野手の2桁本塁打達成が6位。草野、枡田の8本が過去最多だったが、茂木と島内がクリアした。7位は新人投手の台頭。藤平は大型連敗を2度止め、前後半戦に森原、高梨が救援陣をもり立てた。
 8位は弘前市での1軍戦開催。球団は13年目にして東北6県での開催を達成した。青森県では88年以来、29年ぶりのプロ野球1軍戦に約1万3000人の地元ファンが沸いた。9位は日本一に貢献した42歳松井稼の退団で、ファン感謝祭での別れの言葉が涙を誘った。前半戦で防御率0.00、4季連続で60試合以上に登板した福山の奮闘が10位だった。


2017年12月27日水曜日


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