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<能代産廃問題>ドラム缶から有害物質 秋田県、埋め戻す方針凍結

産廃処分場の掘削結果を基に今後の対策を議論した環境対策協議会

 能代市浅内の産業廃棄物処分場跡地から廃油などが含まれたドラム缶が大量に見つかった問題で、秋田県は26日、複数のドラム缶から、塗料や樹脂の原料になる揮発性有機化合物(VOC)などの有害物質が見つかったことを明らかにした。浅内地区で同日開かれた環境対策協議会で、地域住民の代表らに説明した。
 第2処分場跡地を掘削した穴2カ所から見つかったドラム缶424本のうち、259本に液状のものが、121本には固形物が入っており、県が液状、固形物各5検体の性質を調べた。
 液状のものは樹脂や医薬品に使うフェノール系物質や、トルエン系やキシレン系のVOCなどだった。固形物は廃プラスチック類や汚泥などだった。
 敷地内にある井戸4カ所からは、環境基準を最大で360倍上回る有機化合物ジオキサンを検出。うち1カ所では、他にもクロロエチレンなど9物質が環境基準を1.1〜440倍超えていた。県は、処理後の水はいずれも基準値以下と説明している。
 県は積雪期を前に、掘削した穴をいったん埋め戻すことを住民側に提案していたが、住民の理解が得られずに見送った。


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2017年12月27日水曜日


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