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宮城の若手漁師ら、フェリシモと連携し水産物通販 女性に照準

7月の商品のギンザケ。骨や皮が取り除かれ、切るだけで刺し身になる

 宮城県内の若手漁師らでつくる一般社団法人「フィッシャーマン・ジャパン」(石巻市)は、通信販売大手のフェリシモ(神戸市)と連携し、主に女性をターゲットにした水産物の通販事業を始める。フェリシモは会員約100万人の9割が女性。フィッシャーマンはピンポイントで女性への売り込みが可能になる。通販の活用で水産物の流通形態を多様化し、低迷する魚食市場の活性化を目指す。

 水産物は全て宮城県産で来年2〜7月、月替わりの旬の商品を届ける。2月は金華サバのしめさば、5月は片方の殻を取り外したホタテなどを提供。いずれも下処理か加工を施し、手軽に味わえる。
 フェリシモは衣料品や生活雑貨のカタログ通販が主力。会員のうち家庭を持つ40〜50代の女性が6割を占める。水産品通販事業では会員30万人に専用カタログを送る。
 農林水産省の調査によると、国民1人当たりの魚介類の年間消費量は2001年度の40.2キロをピークに減少。11年度に肉類に逆転され、15年度は25.8キロまで落ち込んだ。
 別の同省の調査では、魚介類を食べない理由として「調理が難しい・面倒」が48%で最も多く、「生ごみの処理など片付けが面倒」が37%で続いた。ただ、70%が「魚介類を食べることは好き」と回答した。
 フィッシャーマンは調理や片付けの手間を省けば、仕事や育児に追われる女性にも受け入れられると判断。東日本大震災の復興支援でつながりのあるフェリシモと組み、新たな商品や流通方法を検討してきた。
 フィッシャーマンの土合和樹さん(34)は「簡単に食べられ、宮城の水産物の味を引き出したメニューになった」、フェリシモの源田聡さん(32)は「漁師が目利きした商品。普段魚を食べない人も手に取ってほしい」と利用を呼び掛ける。
 商品はフェリシモの専用ホームページから申し込む。連絡先は同社0570(024)213。


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2017年12月28日木曜日


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