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<松島基地>被災した格納庫再生 屋内運動場に スポーツ振興に貢献

スポーツに活用されている元仮設格納庫

 東日本大震災で被災した航空自衛隊松島基地(東松島市)の仮設格納庫が、屋内運動場へと生まれ変わり、地元住民らに親しまれている。天候に左右されず活用でき、スポーツ振興に貢献している。

 屋内運動場は、東松島市大塩地区の鷹来(たかぎ)の森運動公園に2棟ある。ともに鉄骨平屋で幅約25メートル、長さ約80メートル、高さ約11メートル。発光ダイオード(LED)の照明灯や防球ネット、黒土のグラウンド、ピッチャーマウンドなどを備え、主に野球やサッカーの練習に利用されている。
 松島基地は震災の津波でF2戦闘機など28機が被災。基地所属の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」の格納庫も被害を受け、一時的に大型テントを仮設格納庫として使用した。
 被災した格納庫の修復に伴い、市は大型テントを譲り受けて2014年度に鷹来の森運動公園へ移設。屋内運動場として整備した。今年7〜11月には改修工事を施し、より便利で安全な環境を整えた。
 渥美巌市長は「冬場も思い切って運動できる。子どもたちがスポーツに励む施設になっている」と言う。
 改修を記念した野球教室が16日にあり、地元の小中学生約120人が参加。日本製紙石巻(石巻市)の野球部の選手約20人が講師を務めた。
 赤井ビクトリーの斎藤暖都(はると)選手(12)は「バッティングやゴロの捕球の仕方などを教えてもらい、勉強になった。室内で練習できるのはありがたい」と話す。
 日本製紙石巻の米谷真一投手(24)は「普段使っている室内練習場より2倍ぐらい広い。使い方の工夫次第でレベルアップにつながると思う」と語った。


2017年12月28日木曜日


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