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災害への備え新たに 津波タワーで避難訓練兼ね初日の出観賞会 新浜地区の住民有志企画

元日に避難訓練と初日の出観賞をする新浜津波避難タワー=仙台市宮城野区岡田

 東日本大震災で被災した仙台市宮城野区新浜地区の住民有志が2018年1月1日、地区の津波避難タワーで、避難訓練を兼ねた初日の出の観賞会を開く。年の初めに震災犠牲者の冥福を祈り、災害への備えを新たにする。別の地区に移った旧住民らにも参加を呼び掛ける。
 主催は住民6人が11月に設立した任意団体「新浜オダヅモッコ倶楽部」で初めて企画した。午前6時、地震に伴い津波警報が発表されたとの想定で、住民が新浜津波避難タワー2階の屋内施設に集まる。午前6時50分ごろ、高さ10メートルの屋上に移り、初日の出を拝む。
 災害公営住宅などに移った旧住民や初乗りに向かうサーファーらの参加も見込み、甘酒300人分を用意する。住民が被災体験を伝えたり、旧交を温めたりする計画だ。タワーは16年に完成し、約250人を収容できる。
 同倶楽部によると、約150世帯が暮らしていた新浜地区は津波で63人が犠牲になった。住民は約80世帯にまで減少し、ほとんどが高齢者だという。
 倶楽部主宰の村主英幸さん(58)は「避難タワーに実際に上る体験をしてもらうとともに、イベントを通して交流人口を増やし、新浜をPRしたい」と話す。
 連絡先は村主さん090(3753)3611。


2017年12月28日木曜日


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