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<いちおし土産>100年変わらぬ風合い 千葉孝機業場(栗原市)の若柳地織

若柳地織製のネクタイやコースター、巾着など

 柔らかな肌合いが心地よい。ふわふわの綿の状態に近い細い糸を縦と横に織り合わせて布にする。織機は1915(大正4)年製の豊田式鉄製小幅動力織機(Y式)。100年以上も変わらない作業風景だ。
 赤や紺、白など8色の糸で織った反物で、ジャケットやコースターなど80種類の製品に仕上げる。堤人形(仙台市)や白石和紙(白石市)などとともに、県の伝統的工芸品に指定されている。
 若柳地織は元々、農作業着用の木綿だったが、60年代に化学繊維に押されるなどして斜陽に。3代目の千葉孝順(たかより)さん(68)が75年ごろ「都会に売り込もう」とシャツやジャケットなどに加工して販路を開拓した。
 千葉さんは「東日本大震災では被害が大きく、廃業も考えたが何とか続けることができた。100年変わらない優しい風合いを楽しんでほしい」とPRする。

[メモ]ランチョンマット2160円、コースター540円、前掛け3456円、婦人用ジャケット2万520円など。織り場にある販売店「はたや」は午前9時〜午後6時。連絡先は0228(32)3087。


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2017年12月28日木曜日


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