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<双葉アーカイブ施設>イメージ公表 来場者囲む大型シアターで複合災害たどる

アーカイブ施設の展示エリアを上から見たイメージ(福島県提供)

 福島県は27日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の記憶と教訓を伝えるため双葉町に2020年度開設予定のアーカイブ施設の館内イメージを公表した。大型シアターを入り口付近に設け、発災から現在へと複合災害をたどる展示経路となっている。
 施設は一部鉄骨2階で、敷地面積約3万5000平方メートル、延べ床面積は約5200平方メートル。シアターは来館者を囲む円筒状で、液晶パネル8枚を壁面と床面に並べる。展示エリアと資料の収蔵庫は主に2階に配置し、1階には研究や会議用のスペースが入る。
 展示エリアに「災害の始まり」から「復興への挑戦」まで5ゾーンを設け、映像や収集資料を見てもらう。「県民の想(おも)い」ゾーンでは風評被害や放射線を巡り、県民の考えが異なる現実なども伝える。企画展を主催できるフリースペースも用意する。
 総事業費は約55億円で、18年度の着工が目標。県の委託を受けた福島大が本年度から資料収集に入り、11月までに約6万3000点を集めた。県生涯学習課は「語り部の配置など、今後さらに展示内容を検討したい」と説明した。


2017年12月28日木曜日


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