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気仙沼・津波に耐えた並木 伐採の桜に新たな命を 土木事務所が無償提供

無償提供される桜並木の伐採木

 宮城県の気仙沼土木事務所は来年1月、東日本大震災の津波に耐えながら県の河川堤防の建設に伴い伐採された気仙沼市神山川沿いの桜の木を無償提供する。

 同事務所が提供するのは直径10〜20センチ、長さ90センチの幹50本と、直径20〜30センチ、長さ45センチの150本。11月に伐採されたソメイヨシノ39本のうち、工事を請け負った業者が状態の良い幹を選び、使いやすいように切った。木工品やまきストーブでの利用を見込む。
 神山川左岸約600メートルの桜並木は、地元住民が40〜50年前に植栽し、手入れをしてきた。津波をかぶった後にも花を咲かせ、被災した人たちを勇気付けた。
 県は当初、全ての桜を切る予定だったが、地元の反発を受けて計画を変更。震災後の隆起分を考慮し、一部は残す方針を決めた。
 希望者は同事務所のホームページから申込書を入手し、搬出予定車両、利用目的などを記入してファクスなどで申し込む。受け付けは1月4〜15日で先着順。居住地は問わない。
 19、20日に市内の保管場所で引き渡す。本数などは同事務所で調整し、営利目的には提供しない。
 同事務所は「神山川の桜に対する愛着を持つ住民は多い。活用してほしい」と呼び掛ける。連絡先は同事務所0226(24)2564。


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2017年12月29日金曜日


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