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<全国高校バスケ男子>明成、決勝進出

男子準決勝、帝京長岡−明成 第4クオーター、明成・田中(10)が3ポイントシュートを放つ

 第6日は28日、東京体育館で行われ、男子準決勝は2大会ぶり5度目の頂点を目指す明成(宮城)と福岡大大濠が勝ち、29日の決勝に進んだ。
 今夏の全国高校総体(南東北インターハイ)準優勝の明成は前回大会4位の帝京長岡(新潟)を65−56で退けた。全国高校総体覇者の福岡大大濠は大会2連覇を狙った福岡第一に61−58で逆転勝ちした。
 女子決勝は2度の延長の末に大阪桐蔭が安城学園(愛知)を86−84で振り切り初優勝。10点を追う第4クオーターに追い付くと、2度目の延長の終盤に勝ち越した。女子3位決定戦は前回優勝の桜花学園(愛知)が八雲学園(東京)に83−50で快勝した。

 ▽男子準決勝
明成(宮城) 65/15−21/56 帝京長岡(新潟)
          13−14
          15−10
          22−11

福岡大大濠 61−58 福岡第一

 ▽女子3位決定戦
桜花学園(愛知) 83−50 八雲学園(東京)
 ▽決勝
大阪桐蔭 86−84 安城学園(愛知)

◎総合力発揮 一気に逆転

 明成が帝京長岡を第4クオーターで逆転し、2年ぶりに決勝へ進んだ。「飛び抜けた選手はいないが、バスケットを知ってきたな」。佐藤コーチの遠回しな褒め言葉が成長の証しだ。
 冷静に劣勢をはねのけた。試合開始からエース八村が厳しいマークに遭い、3点シュートを次々と決められた。一時10点差をつけられる苦しい展開も我慢の時間と割り切り、じっくり勝負どころを探った。
 終盤、相手の足が疲れで止まったところを見逃さない。八村が警戒された分、高い総合力で一気に反撃した。特に光ったのは2年生の田中。3点シュートを6本沈め、チーム最多の22点を挙げた。相原主将も11得点、14リバウンドの「ダブルダブル」と気を吐いた。
 田中は「(八村)阿蓮さんだけに頼ったらチームとして止まってしまう」と胸を張る。巧みな試合運びで帝京長岡の柴田コーチを「徐々に歯車が狂ってきた」と脱帽させた。
 決勝で当たる福岡大大濠には、南東北インターハイ決勝で1点差の敗戦。屈辱をばねに「落ち着いてプレーする」をテーマに磨き上げた総合力が、終盤の逆転劇につながった。
 初戦敗退した前回大会から1年。2年ぶりの王座奪還まであと1勝に迫った。「3年生に有終の美を飾ってもらう」と田中。2度の悔しさを晴らす最高の舞台が整った。(剣持雄治)

<八村、攻めてファウル誘う>
 明成のエース八村は長身の外国人留学生2人に対し「果敢に攻めれば向こうのファウルを誘える」と一歩も引かず、体を張ってチームに貢献した。総ファウル数は明成の11に対し、帝京長岡は17。相手のエース、タヒロウを4ファウルで終盤、思うようにプレーさせなかった。
 18得点、8リバウンドは広島皆実との準々決勝(44得点、14リバウンド)に及ばないものの、「仲間が攻めたおかげで自分へのマークが外れ、積極的にプレーできた」と周囲に感謝。2年ぶりに立つ決勝の舞台でも「このためにみんなで練習してきた。絶対勝ちたい」と全力でぶつかる。


2017年12月29日金曜日


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