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<大槌復興刺し子>好調 無印良品とコラボ第4弾発売

岩手県大槌町の女性たちと無印良品のコラボ商品

 東日本大震災で被災した岩手県大槌町の女性たちでつくる「大槌復興刺し子プロジェクト」と、生活雑貨店「無印良品」によるコラボ商品の第4弾が発売された。国内外の店頭に並べられており、女性たちは「刺し子を広く知ってもらうきっかけになる」と喜ぶ。
 両者の協力関係は2013年に始まった。今回作ったのは、舟形ミニバッグ(4900円)舟形ポーチ(2900円)三角ミニポーチ(1500円)の3種類で計2600個の限定商品。それぞれ海とつながりのある漁網、波、塩をイメージした柄を手縫いした。
 無印良品での取り扱いは、国内は東京のみで有楽町と池袋西武の2店舗。海外はイギリス、フランス、イタリア、ドイツ、スペインの計23店舗に広がった。
 プロジェクトでは、20〜80代の約30人が刺し子を手掛ける。生産の指揮を執った佐々木加奈子さん(40)は「一針一針を大事にしながら仕上げた」と語る。
 これまで無印良品との共同企画でコースター、ランチョンマット、バッグなどが誕生した。昨年は大槌の女性たちがヨーロッパに行き、刺し子のワークショップも開いた。
 無印良品を展開する良品計画(東京)の担当者は「被災地支援で始まった企画だが、女性たちの技術は年を追うごとに向上している。商品の売れ行きは毎年好調だ」と話す。
 大槌復興刺し子プロジェクトは11年6月に発足。NPO法人テラ・ルネッサンス(京都市)が運営する。売り上げの一部が女性たちの工賃となり、これまで186人に計3075万円を支払った。


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2017年12月29日金曜日


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