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<全国高校バスケ>エース八村「やっと優勝できた」

福岡大大濠―明成 第3クオーター、明成・八村(左)がシュートを決めて55―34とする

 大舞台で力を出し切った。明成のエース八村が共にチームトップの32得点、14リバウンドの活躍。2年ぶりの王座奪還に導いた3年生は「やっと優勝できた」と、喜びで込み上げる涙をユニホームでぬぐった。
 第1クオーター、チーム初得点を3点シュートで決めた。「試合前から打つと決めていた」と言う。その後も遠めからのシュートを積極的に狙った。ゴール下を警戒する福岡大大濠の裏をかくプレー。外からの得点でマークを絞らせなかったことで、ドライブも効果的に決まった。
 2学年上の兄、塁(米ゴンザガ大)は同校で3連覇を飾った。兄と違って挫折の連続だった。エースを継いで臨んだ昨年は初戦敗退。今夏の全国高校総体(南東北インターハイ)でも決勝で福岡大大濠に封じられて敗れた。
 くじけそうな心を支えたのは「兄は兄、自分は自分」との強い信念。積極的に攻める姿勢を心掛け、仲間と共に成長を遂げた。決勝での得点は塁が3連覇した時の34得点に迫る。夏に敗れた相手を手玉に取り、雪辱を果たせたことが何よりの進化の表れだ。
 来春には強豪の東海大に進んで腕を磨く。将来は「Bリーグに入り、日本のバスケット界を盛り上げたい」と夢を描く。兄と同じ高みに立ち、追い続けた大きな背中が少し近づいた。(山本武志)


2017年12月30日土曜日


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