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<全国高校バスケ>相原主将「自信だけはなくさず」

福岡大大濠−明成 第2クオーター、ゴール前に切れ込む明成・相原(安保孝広撮影)

 この一年でたくましくなったものだ。昨年は初戦敗退の明成が2年ぶりに王座に上り詰めた。終盤に3点差まで迫られた福岡大大濠を振り切っての栄冠。相原主将は「少し焦りはあったが、自信だけはなくさなかった」と胸を張る。
 前半で16点と大きくリード。全員が臨機応変に動き回り、相手の守備を崩して攻め立てた。196センチのエース八村は外からも積極的にシュートを狙い、3点シュートが得意の田中は果敢にドライブで切り込んだ。
 型にはまらない巧みな試合運びに福岡大大濠の片峯コーチは「攻めづらく、守りづらかった」と脱帽。後半は相手の積極的なプレスに苦しんだだけに、前半の「貯金」がものをいった。
 2度の悔しさが選手たちの躍動を育てた。昨年の屈辱に続き、今夏の全国高校総体(南東北インターハイ)決勝では福岡大大濠に1点差で敗退。ともに自信なさげなプレーで攻撃のリズムを崩した結果だった。
 司令塔の塚本は「夏は誰かを頼ったプレーが多かった」と振り返る。心の弱さを克服するため、選手たちはエースに頼る姿勢をやめた。「落ち着く」「相手を恐れない」「自分の責任を果たす努力を続ける」の三つをテーマに掲げ、試合を重ねるごとに成長を続けた。
 夏の雪辱を果たし、チームの進化を証明した。「きょうは、みんながリングに向いていた」と塚本。自信が選手を強くした。(剣持雄治)


2017年12月30日土曜日


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