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<スピードスケート>男子1500m 小田V 五輪出場確実

男子1500メートル 国内最高記録で優勝した小田(川村公俊撮影)

 スピードスケート五輪代表選考会第3日は29日、長野市エムウエーブで行われ、男子1500メートルで25歳の小田卓朗(開発計画研究所、山形中央高−早大出)が1分45秒91の国内最高記録で1位となり、初の五輪出場を確実にした。ウイリアムソン師円(日本電産サンキョー、山形中央高出)が2位、中村奨太(ロジネットジャパン)が3位だった。
 女子1500メートルは既に代表に決まっていた高木美帆(日体大助手)が国内最高の1分54秒82で制し、2位の小平奈緒(相沢病院)は500メートル、1000メートルに続く代表権を確実にした。菊池彩花(富士急)が3位。
 男子8人、女子10人が上限の代表は最終日の30日に正式発表される。

◎2冠達成 喜び2倍

 突き上げた両手を振り下ろすと同時に、「よっしゃー」と叫ぶ声が会場内に響き渡った。小田が男子1500メートルを制し、1000メートルとの2冠を達成。2種目で五輪切符をほぼ手中にした。前日の1000メートルの優勝で見せた冷静な姿とは対照的。「抑えていた分、うれしさは2倍。めったにないですけど」。喜びで舌が滑らかだった。
 前日の1000メートル同様、インレーンのコーナーワークがさえた。体をしっかり内側に倒し、両脚に効果的に力を伝えた。唯一の1分45秒台で国内最高記録を0秒35更新。「ラップを確認できないほど必死に滑った」と油断せず攻めて好タイムにつなげた。
 試行錯誤が功を奏した。今季序盤にタイムが思うように伸びず、限界を感じて試しに短距離用のブレードに変えた。すると、相性が良かったのか「コーナーの氷の捉え方が良くなった」と言う。12月のW杯で日本記録を塗り替え、確かな手応えをつかんだ。
 4年前の選考会は1000メートルが6位、1500メートルが4位でソチ五輪を逃した。それから伸び悩んだが、今季花開いた。男子中距離で今や敵なし。「4年間、自分を見詰め成長できた。今は充実感でいっぱい」と感慨深そうに語った。(佐藤夏樹)


2017年12月30日土曜日


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