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<ほっとタイム>「チーム飯坂」で奮起 温泉旅館に果物たっぷりスイーツ

ワカモモパフェを作る高橋さん

 福島市飯坂町の栄楽旅館の若旦那、高橋健さん(37)は旅館内でカフェ「EIRAKU茶寮」を開いている。地元産の果物をふんだんに使ったスイーツを提供する。
 看板メニューは「ワカモモパフェ」。季節のジェラートに、摘果作業で出る「若桃」のシロップ煮やグラノーラなどを添える。グラノーラには傷が付くなどしたリンゴのドライフルーツを入れている。
 東京での会社員生活を経て、カフェの専門学校に通った後、今年4月にUターン。6次産業化に力を入れる同級生の農家に触発され、「商品になりにくい果物に価値を付けたい」とレシピを考えた。
 飯坂地区は、基幹産業の観光と農業が東京電力福島第1原発事故の風評被害にさらされた。旅館経営者と農家は売り上げ低迷という共通の悩みを抱える。
 高橋さんは温泉街の別のカフェや果樹農家と連携し、新商品の開発やマルシェの開催をしようと知恵を絞る。「チーム飯坂で踏ん張りたい」と話す。(福島総局・阿部真紀)


2017年12月31日日曜日


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