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「宮城県×Hey!Say!JUMP」復興支援で連携 通年観光キャンペーン

 宮城県は2018年度、ジャニーズ事務所の人気アイドルグループ「Hey!Say!JUMP」とタイアップし、初の通年観光キャンペーンに乗り出す。ジャニーズの所属タレントが自治体単独の観光キャラクターに就くのは初めて。東日本大震災からの復興支援で実現した。県は若年層の誘客を狙い、震災前に記録した過去最多の観光客数6129万人(10年)の突破を目指す。
 キャンペーンは今年5月から19年3月にかけて実施する予定。1月中旬、Hey!Say!JUMPのメンバーと村井嘉浩知事が記者会見し、概要を公表する。
 メンバーが被災した沿岸部など県内各地を巡り、見どころや食の魅力を紹介する春・夏用、秋・冬用の動画をそれぞれ制作。ポスターやパンフレットも作成し、首都圏を中心に積極的なPRを繰り広げる。キャンペーン期間中は被災地での支援活動にも取り組む。
 グループは07年結成で、メンバーは山田涼介さん(24)ら9人。県出身の八乙女光さん(27)も所属する。テレビ番組や映画などに多数出演するほか、昨年末のNHK紅白歌合戦に初出場も果たした。
 震災後、ジャニーズ事務所は復興支援プロジェクトを続けている。Hey!Say!JUMPは12年3月、プロジェクトによる募金を村井知事に届けるなど支援活動に関心を持っていたことから、県の働き掛けで共同の企画が実現した。
 県内を訪れた観光客数は仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)があった08年に5679万人を記録。09、10年は6100万人台に増加した。震災が起きた11年、前年比3割減の4316万人と大幅に落ち込んだ。
 DCを再び実施した13年に5569万人まで戻り、16年(速報値)は6084万人と震災前水準に近づいた。仙台や仙南圏域などで客足回復が進む一方、被災程度が大きかった石巻や気仙沼圏域といった沿岸部は伸び悩み、地域差がある。
 県は人気アイドルを起用した通年キャンペーンで、10〜40代の女性を中心とした旅行需要の掘り起こしを図るほか、アジア圏などからの訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加にもつなげたい考えだ。


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2018年01月01日月曜日


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