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<頂点へ>個々の力高めて 楽天・細川「プレーで大切なのは感じること」

豊富な経験を基に語る東北楽天の細川

 東北楽天の細川亨捕手(37)=青森県平内町出身=は、西武とソフトバンクで計5度の日本一を経験し、まさに頂点を知る男だ。東北楽天は昨季、4年ぶりのリーグ優勝、日本シリーズ進出に近づきながら、あと一歩のところで届かなかった。頂点に立つための鍵や、後輩選手へのアドバイスを話してもらった。

 −プロ野球で5度の日本一を成し遂げた。
 「本当に幸せ者。西武のときは先輩方に引っ張ってもらい、連れて行ってもらった。ソフトバンクでも3度の日本一になったが、やはりチームメートに恵まれた」
 −思い出の試合は。
 「2014年にリーグ優勝を決めた最終戦(10月2日)のオリックス戦。2位オリックスとゲーム差がない状況で、強烈すぎて自分でも記憶がないほど。前夜は相手のデータを整理して就寝しても、負ける夢しか見ず、朝の4時に寝るのを諦めた(笑)。どれだけ必死だったか分からない」

 −プロ3年目で初の日本一に耀き、プロ16年で3度しかBクラス(4位以下)はない。
 「若い頃から(西武の)伊東(勤)監督やコーチ、スコアラーに厳しく指導され、試合が終わった後も深夜まで勉強会をやった。今思えばあそこが原点」
 「07年に西武にとって26年ぶりのBクラス(5位)に落ちた経験も大きい。『西武は絶対Aクラスじゃないといけない』と伊東監督に言われ、責任感を持ってデータを復習した」
 −プレーで大切にすることは。
 「感じること。相手の打者や味方の投手、野手の動きを視界に入れ、何かを感じるようにしている。感じることがあって、考えることが始まる」
 −東北楽天の選手に必要なことは。
 「やはり感じること。2軍の選手はそれがないと、いざ1軍に呼ばれたときに結果を出せない」
 「まだ殻に閉じこもっている選手もいる。普段の姿のようにグラウンドで野球してみろよ、と言いたい」
 −期待の選手は。
 「内田(靖人内野手)。外国人選手を押しのけて4番に座ってほしい。西武のおかわり(中村剛也内野手)のような、三振かホームランかの大砲になれる」

 −東北楽天で1年プレーして感じたことは。
 「個人能力はソフトバンクが上だが、東北楽天にはそれに勝るチーム力がある。嶋(基宏捕手)を中心によくまとまっている。ただ負けたときに一気に落ちてしまう。連敗したときこそワイワイやっていい」
 −頂点に立つために。
 「あとは一人一人が個人能力を高めるだけ。2軍にもいい投手が多いので、もっと出てきてほしい」
 −17年は地元青森での試合に出場した。
 「地元の1軍公式戦に、東北楽天の選手として出場する。すごくうれしかった。新年も(7月3日に)弘前で試合がある。きっと梨田監督が出してくれると思う(笑)。チケットもみんなに頼まれている」
 −久々の東北の生活は。
 「やはり食事が合い過ぎ、オフになって太っている(笑)。味が濃いのが好きなので。久々に(青森の郷土料理の)みそ貝焼きを食べたときは懐かしかった。仙台の居酒屋でちゃんとしたホタテの貝で出してくれたので、ありがたかった」
 「青森の日本酒も好きだが、あまり飲むと太るので、気を付けながらトレーニングしている(笑)」

<東北楽天・細川亨捕手の年表>
1980年1月4日 青森県平内町生まれ
  95〜97年度 青森北高で活躍
98〜2001年度 青森大で活躍
      02年 西武に自由枠で入団
          リーグ優勝
      03年 リーグ2位
      04年 リーグ優勝、日本一
      05年 リーグ3位
      06年 リーグ2位
      07年 リーグ5位
      08年 リーグ優勝、日本一
      09年 リーグ4位
      10年 リーグ2位
      11年 ソフトバンクに移籍
          リーグ優勝、日本一
      12年 リーグ3位
      13年 リーグ4位
      14年 リーグ優勝、日本一
      15年 リーグ優勝、日本一
      16年 リーグ2位
      17年 東北楽天に加入
          リーグ3位


2018年01月01日月曜日


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