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<仙台初売り>中心商店街盛り返し、仙台駅周辺は勢い継続 客足に相乗効果

昨年の勢いを継続したJR仙台駅周辺。東西自由通路のエスパル仙台店入り口には開店前、昨年より多くの人が並んだ=2日午前7時35分ごろ

 2日に仙台市内であった恒例の仙台初売りは、2大商圏のJR仙台駅周辺と中心商店街ともに売り上げが好調だった。昨年は大型商業施設の開業が相次いだ仙台駅周辺に押された中心商店街が、今年は盛り返した。関係者は「二つの商圏が競い合い、盛り上げてほしい」と願った。
 中心商店街のクリスロード商店街(青葉区)にある日本茶販売「菅原園」では、茶箱の売り上げが昨年の約1.5倍に上った。菅原裕順社長は「昨年は人出が少なくなった印象があったが、今年は例年通りかそれ以上」と安心した様子だった。
 一番町四丁目商店街(同)の顔、仙台三越は開店前に昨年より約1000人多い約1万2000人が並んだ。午前の段階で宝飾品や化粧品、食料品などの売り上げは前年比プラス。渡辺憲一社長は「一時は仙台駅前に客足が流れたが、今年は戻ってきた。来店者数も売り上げも前年を上回りそうだ」と話す。
 一方、仙台駅周辺も昨年の勢いを継続している。駅西口の仙台パルコとパルコ2には開店前、昨年を計約1000人上回る計約6000人の行列ができた。門野正弘店長は「客足は前年比で9%増。主力の衣料品以外にも食品や雑貨が貢献している」と説明する。
 昨年初めて初売りをした東館が加わったエスパル仙台店も駅2階の東西自由通路側入り口に前年より多い約1300人が並び、午前8時の開店を15分早めた。小原能和店長は「売り上げが良かった昨年12月からの流れが年が明けても続いている。自由通路拡張の効果は大きい」と力を込める。
 エスパル仙台店を訪れた仙台市泉区の大学生渡辺夏帆さん(21)は「初売りは毎年、駅前で洋服を品定めしていたが、今年は中心商店街にも食品などを求めに行ってみる」と話した。
 藤崎の小野寺宣克常務は「(仙台駅前に大型商業施設が開業してから)時間がたち、初売りの買い物客が駅前から中心商店街に向かう流れができた。両地区に相乗効果が出ている」と分析した。


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2018年01月03日水曜日


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