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震災復興を御来光に祈る 津波避難タワーで元日訓練 仙台・新浜

津波避難タワーの屋上で初日の出を眺める住民ら=1日午前7時ごろ、仙台市宮城野区岡田

 東日本大震災から7度目の新年を迎えた1日、津波被害を受けた仙台市宮城野区の新浜地区で、住民らが地区の津波避難タワーを使った避難訓練を実施し、屋上で初日の出を拝んだ。
 住民有志の団体「新浜オダヅモッコ倶楽部(くらぶ)」が初めて主催した。訓練は午前6時、震度7の地震に伴い津波警報が発表されたとの想定。倶楽部主宰の村主英幸さん(58)がメガホンで住民らに避難を呼び掛けて回った。
 住民や震災後に移転した元住民ら約100人が高さ10メートルの屋上に集まった。午前6時55分ごろ、地平線から太陽が顔を出すと、震災で亡くなった人たちへの思いを込めてそれぞれが手を合わせた。
 震災後に宮城野区の上岡田地区に移転した無職菊地充夫さん(68)は「またみんなで集まれてうれしい。ふるさとが少しずつ活気ある町に戻ることを願っている」と話した。
 倶楽部によると、約150世帯が暮らしていた新浜地区は津波で約60人が犠牲になった。現在は約70世帯が住んでいるという。


2018年01月03日水曜日


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