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たいまつの炎に息災願う 鶴岡出羽三山神社で松例祭

悪鬼に見立てた大たいまつの燃え上がり方を競った

 修験道で知られる山形県鶴岡市の出羽三山神社で、大みそかから元日にかけて五穀豊穣(ごこくほうじょう)や天下泰平(たいへい)を祈願する火祭り「松例祭(しょうれいさい)」があった。
 祭りは12月31日の日中に始まり、年越し間近に本殿前の広場で行われる「大松明(たいまつ)引き」で最高潮に。
 開祖蜂子皇子(はちこおうじ)が住民を苦しめた悪鬼ツツガムシに火を放って退治した故事にちなみ、地元の若者ら約70人が悪鬼を模した大たいまつに火を付けて引き回した。2組に分かれ、二つのたいまつを数十メートル引いて燃える火の勢いを競い、新年の吉凶を占った。
 年越し直後には、たいまつを焼いて衰えた火に生命力を吹き込む「火の打ち替え神事」が執り行われた。住民や参拝客は揺れる炎を見つめ、新年に向けて気持ちを新たにした。
 初めて参加した東北公益文科大のバンティング・ティモシー助教(29)は「1000年以上続く歴史ある行事に参加でき、素晴らしい経験だった」と話した。


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2018年01月03日水曜日


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