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榴岡公園にパークPFI 仙台市再整備 民間事業者公募へ

榴岡公園のいこいとにぎわいのテラス。仙台市がパークPFI方式で再整備する方針だ

 仙台市は宮城野区の榴岡公園の老朽施設をパークPFI(民間資金活用による社会資本整備)方式で再整備する方針を固めた。民間事業者に賃貸する施設に飲食店や売店などを開いてもらい、利用者の増加を目指す。民間の創意工夫を生かし、仙台の魅力向上につなげる。新年度に事業者を公募する方向で、実現すれば東北初となる。
 パークPFIは、民間資金による公園活性化を目的に2017年5月改正の都市公園法に盛り込まれた。
 民間事業者との契約期間は最長20年を想定。公園北側の「いこいとにぎわいのテラス西側エリア」、南側の「旧レストハウス」を主な対象とする。事業収益を施設の改修や維持管理に充てるほか、イベントや植栽管理、清掃といった公園の運営に幅広く参画してもらう。
 同テラスの西側には鉄骨平屋の休憩所が2棟ある。広さは各約75平方メートル。旧レストハウスは鉄筋平屋の約70平方メートルで、01年度まで営業していた。いずれも1980年ごろの建設で老朽化が進み、更新時期を迎えている。
 榴岡公園は1902年の開園でJR仙台駅の東約1キロ。約11ヘクタールの面積に芝生広場や野外音楽堂などがある。桜の名所として知られ、1日3500人が訪れる。
 市は2017年5月、公園を都市の重要な資源と捉える「市公園マネジメント方針」を策定。榴岡公園や青葉区の勾当台公園、西公園などに民間活力を導入し、快適性向上やにぎわい創出につなげる構想を打ち出した。
 同12月には、関心を持つ事業者に意見や提案を求める「マーケットサウンディング」を実施した。
 市公園課の岡田真之課長は「民間の活力を導入し、おしゃれなカフェの開設など魅力的なサービスを提供したい。新たな公園の利用者を発掘できるのではないか」と話す。
 東北ではむつ、盛岡両市もパークPFIの導入に向けて検討を進めている。

[パークPFI]民間事業者に公園施設を賃貸し、飲食店や売店の収益を施設の改修や維持管理に充てる仕組み。公園に民間投資を誘導して都市公園の価値を高め、管理者の財政負担を軽減する狙いがある。


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2018年01月04日木曜日


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