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<星野仙一氏死去>強豪目指し土台築く「常勝軍団への礎を築き上げていただいた」

岸(左)の獲得に成功し、笑顔の星野氏=2016年11月18日、イーグルスドーム(当時)

 東北楽天の三木谷オーナーが「常勝軍団への礎を築き上げていただいた」と感謝した通り、星野氏は2013年の日本一達成以外にも、強豪チームとなるための土台づくりに尽力した。
 11年秋は、星野氏の古里でもある岡山県倉敷市での秋季キャンプを開始。従来は寒い仙台で秋季練習に取り組んでいた選手のために、比較的温暖な練習環境を自ら確保した。
 12年以降は2月中旬から沖縄本島・金武町に練習拠点を構えるようにした。それまで離島・久米島での春季キャンプが2月下旬までと長く、他球団との練習試合が少なかった。そこで沖縄本島に早めに移り、開幕に向けた実戦を増やした。
 球団副会長となった15年秋以降はドラフト戦略も抜本的に改革した。現場をよく知る各地区担当スカウトの意見を尊重した多数決で指名選手を決める仕組みに変えることで、補強ポイントをより的確に埋めた。
 近年のドラフトの成果もあり、東北楽天2軍は16、17年と2年連続で球団史上最高となるイースタン・リーグ2位となった。星野氏は昨年秋、「将来を担う若手が多く活躍した。これは誇れる2位だ」と周囲に満足げに語っていたという。
 球団によると、星野氏は家族に見守られながら、昼寝でもしているような安らかな表情で息を引き取った。常勝軍団への道筋を付け、一安心した部分もあったのかもしれない。

<球団創設前から相談/東北楽天・三木谷浩史オーナーの話>
 早過ぎる訃報に接し、深い悲しみに耐えません。星野さんにはイーグルス創設前から相談に乗っていただきました。2013年には日本一を成し遂げ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今はただただ心安らかにお休みくださいと申し上げたいと思います。

<苦しい姿一切見せず/東北楽天・立花陽三球団社長の話>
 突然の訃報に接し、残念で仕方がありません。ご病気のことは伺っていましたが、星野さんは苦しい姿を周囲に一切見せず、チームを強くすることだけを考えて闘ってくれました。2018年は監督、選手、スタッフ、職員一丸となって星野さんの夢をかなえたいと思います。


2018年01月07日日曜日


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